前田紀貞の建築家ブログ

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zoom RSS 単細胞生物が作る都市

<<   作成日時 : 2013/02/08 10:14   >>

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前田紀貞建築塾第八期生である松井周が興味深い作品を制作しています。
「自然のルールを使った建築/都市計画」というお題です。


彼は敷地周辺地域(藤沢宿〜平塚宿)の人間が作ってきた都市を、
「粘菌」(単細胞の一種で、固定した形をもたない生物)を使って再現前させようとします。
下3枚がその単細胞生物の繁殖経過ですが、下に行くほど粘菌が繁殖している様を示します。

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実験方法は簡単です。
1. 該当する都市のモデルをアクリルで制作する
2. そこに古くからある小さな町に粘菌(の元)を配置する
3. アクリル板に粘菌が培養される為の下地となる「培地」を塗る
4. 川や山などの障害物をアクリルで設置する
あとは、粘菌が好きに繁殖するのを待てばいいだけです。ほぼ24時間で写真のような「粘菌の都市」が培養されてきます。

しかしこれが驚くほど、現在の藤沢宿〜平塚宿あたりの東海道のインフラや都市間ネットワークと酷似しているということに気付きます。上写真の一番下の写真と現在の都市(下写真)を比較してみれば一目瞭然でしょう。
画像














人間が街や家を作ること、粘菌が繁殖してゆくことの相似性。都市計画を単細胞生物によって作らせてみること。
彼は「あったかもしれない東海道」と言います。

松井は今、生物から引用された「適応ネットワーク」を建築に活かそうと必死に制作中です。


建築家 前田紀貞

【前田紀貞アトリエ一級建築士事務所 HP】


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